takeUntil

takeUntil は、指定した Observable（通知トリガー）が最初の値を発行するまで、元の Observable を購読し続ける オペレーターです。通知トリガーが発行されたタイミングで、元の Observable の購読は解除されます。

🔁 基本構文

source$.pipe(
  takeUntil(notifier$)
)

• source$: 元の Observable（購読対象）
• notifier$: 停止を知らせる Observable（この Observable が最初の値を出すと購読が止まる）

🌐 RxJS公式ドキュメント - takeUntil

🧪 使用例：ボタンクリックで購読停止

import { interval, fromEvent } from 'rxjs';
import { takeUntil } from 'rxjs/operators';

const stopButton = document.createElement('button');
stopButton.textContent = 'stop';
document.body.appendChild(stopButton)

const stop$ = fromEvent(stopButton, 'click');
const source$ = interval(1000); // 1秒ごとに数値を発行

source$
  .pipe(takeUntil(stop$))
  .subscribe((val) => console.log(`値: ${val}`));

📌 stopButton がクリックされると、その瞬間に source$ の購読が停止されます。

✅ よくあるユースケース

• キャンセルボタンで HTTP リクエストやポーリング処理を停止したいとき
• コンポーネントのライフサイクルに応じて購読を解除したいとき
• ページ遷移やアンマウントで非同期処理を打ち切りたいとき

🔗 関連オペレーター

• take: 一定回数まで値を受け取る
• first: 最初の1件だけを取得して終了
• skipUntil: 特定の Observable が値を出すまでは無視する