条件オペレーター
RxJSの条件オペレーターは、ストリームの流れを制御し、特定の条件に基づいて分岐や選択を行うためのものです。
これらの演算子を活用することで、ユーザーの入力やネットワーク状態など、
アプリケーションの動的な条件に応じて処理の流れを柔軟に切り替えることができます。
本ページでは、以下の構成でそれぞれの演算子を「基本構文と動作」「典型的な活用例」「実践コード例(UI付き)」の3段階で紹介します。
それぞれのオペレーターがどのようなユースケースに適しているかを把握し、
組み合わせることで、より堅牢で意図に沿ったリアクティブな処理設計が可能になります。
📦 演算子一覧
以下に、主要な条件オペレーターとその特徴を一覧でまとめます。
オペレーター | 説明 |
---|---|
iif | 条件に応じて2つのObservableのどちらかを選ぶ |
defer | 購読時にObservableを作成する |
defaultIfEmpty | 値を発行しなかった場合の代替値 |
every | 条件にすべての値が合致するか評価 |
isEmpty | 発行される値が存在するかを確認 |
演算子の実用的な組み合わせ方やユースケースベースの応用例については、後半の 実践的なユースケース セクションで紹介しています。
🔄 他のカテゴリとの連携も意識しよう
条件オペレーターは他の変換・結合・ユーティリティ系の演算子と組み合わせてこそ真価を発揮します。
たとえば switchMap
や catchError
と組み合わせて「APIの切り替えとリカバリ処理」を行う構成などはよくあるパターンです。
より実践的な使用例については、実用的なユースケース にて詳しく解説しています。