関数型プログラミング チェックリスト（Functional Programming Checklist）

※ CLI やプレーンな形式で使いやすい、テキスト版チェックリストです。

■ 純粋関数（Pure Functions）

• [ ] 同じ入力に対して常に同じ出力を返しているか？
• [ ] 関数内に副作用がないか？
• [ ] I/Oや状態変更、ランダムや日時など非決定的な要素を扱っていないか？

■ 不変性（Immutability）

• [ ] 状態や変数を変更せず、新しい値を返しているか？
• [ ] ミュータブルなデータ構造を使用していないか？

■ 合成性（Composability）

• [ ] 関数は小さく分離され、他の関数と組み合わせて使えるか？
• [ ] pipe や compose による構成ができるか？
• [ ] 高凝集・疎結合な設計になっているか？

■ 宣言的スタイル（Declarative Style）

• [ ] 処理の「手順」ではなく「意図」が記述されているか？
• [ ] 命令型構文（for文やif文）を避け、map / filter / reduce などを使っているか？

■ 副作用の封じ込め

• [ ] 副作用のある処理（HTTP, ログ出力など）を関数型の外部に隔離しているか？
• [ ] Task / IO / Observable などの制御可能な仕組みで扱っているか？

■ 高階関数（Higher-Order Functions）

• [ ] 関数を引数に、または戻り値として扱っているか？
• [ ] 汎用的で再利用可能な設計になっているか？

■ データと処理の分離

• [ ] データ構造と処理が明確に分離されているか？
• [ ] 特定のデータ構造に依存したロジックになっていないか？

■ エラーハンドリングの明示性

• [ ] 例外ではなく Option / Either / Result などで失敗を表現しているか？
• [ ] エラー処理が関数合成の一部として管理されているか？

■ テストのしやすさ

• [ ] 関数は小さく、純粋で、単体テストしやすいか？
• [ ] 状態や副作用に依存せずに検証できるか？

■ 状態の明示的な管理

• [ ] 状態の変化が明示的に設計されているか？
• [ ] ストリームやデータ構造を用いて管理されているか？
• [ ] 暗黙の共有状態を避けているか？