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仕様書の扱いと商標

このプロジェクトは、S1000D の仕様書・XML スキーマ・既定 BREX・公式サンプルをどのリポジトリにもパッケージにも含めていません。利用者ご自身で入手したものを読み込む方式にしています。この判断の根拠と、商標・ライセンスの扱いをまとめます。

S1000D の配布物(仕様書 PDF、XML スキーマ、例、ダウンロードページのその他の情報)には利用条件が付いています。Issue 7 の仕様書冒頭にあるデータモジュール S1000D-A-00-00-0000-00A-021A-D を読んだ結果の要点は次のとおりです。これは私的な要約であり、法的な判断ではありません。

条項 内容 このプロジェクトへの影響
License to use 条件を守る限り、利用・技術情報の製造・訓練の提供について非独占的な許諾を与える 仕様に沿ったツールを作って提供することは許諾の範囲内
Special usage rights 仕様書の複製・公開を無償で認める相手は、ASD・AIA・A4A の会員企業や加盟国の国防省など 8 区分に限られる 個人の開発者は含まれない。再配布の許可は無い
Definitions 「S1000D suite of information」は仕様書、例(XML インスタンス・PDF・スタイルシート)、XML スキーマ、ダウンロードページのその他の情報を含む XSD・サンプル・既定 BREX・データ辞書も同じ条件
Intellectual property rights 明示的に与えた権利以外はすべて留保 再配布は与えられていない
No modifications 改変・翻案・翻訳を禁止。ビジネスルールの追加は可 仕様書の章を翻訳して掲載しない。自作 BREX は「ビジネスルールの追加」に当たる

このため、次のように扱っています。

  • npm パッケージとリポジトリには、自分で書いたコードと自作のデータだけを入れます。
  • MCP サーバーは、利用者が入手した配布物を環境変数 S1000D_SPEC_DIR で指定する方式にします。
  • テストは自作のデータモジュールと自作の BREX で行います。配布物を使うテストは、利用者の環境でだけ動きます。
  • このサイトは、仕様書の章を日本語に置き換える書き方はせず、概念を自分の言葉と構成で説明します。要素名・属性名(dmCode、objectPath など)はそのまま使います。

S1000D™ は ASD(Aerospace, Security and Defence Industries Association of Europe)の商標で、S1000D® は EU で登録された商標です。このプロジェクトは ASD とは無関係で、承認も提携も受けていません。パッケージ名とリポジトリ名に s1000d を含めているのは、扱う対象(BREX、DMC、データモジュール)が S1000D の概念であることを示すためです。次の 3 点を守ります。

  1. 自分の名前空間に置く(@shuji-bonji/s1000d-…、shuji-bonji/s1000d-…)
  2. README とパッケージの説明に、ASD とは無関係であること、S1000D® が ASD の登録商標であることを書く
  3. 「公式」「認定」と受け取られる表現やロゴを使わない
対象 ライセンス
コード(s1000d-core、各 MCP、製品、スクリプト) MIT
このサイトの文章 CC BY 4.0
自作のサンプルデータ(券売機の例など) MIT