導入手順
0. 前提と、2 つの入れ方
必要なものは Node.js 22 以上だけです。データベースの構築は任意で、なくても API 経由で動きます。
node -v # v22.0.0 以上であることNode.js が無い、または古いときは nodejs.org から LTS 版を入れてください。npx は Node.js に付いてくるので、別に入れる必要はありません。
入れ方は 2 つあります。使っているクライアントで選んでください。
| 使っているもの | 入れ方 | 読む手順 |
|---|---|---|
| Claude Code・Cowork | Skill の plugin を 1 つ入れる。houki-research の plugin に 2 つの MCP サーバーも含まれているので、設定ファイルは書きません | 3. houki-research Skill を入れる → 4. 動作を確かめる |
| Claude Desktop、その他の MCP クライアント | MCP サーバーを設定ファイルに書く。Skill は後から、使えるクライアントなら足します | 1. MCP サーバーを設定に追加する から順に |
どちらで入れても、動く MCP サーバーは同じで、ローカル DB(手順 2)も共通です。
1. MCP サーバーを設定に追加する
MCP クライアントの設定ファイルに次を追加します。ファイルの場所はクライアントごとに違います。
| クライアント | 設定ファイル |
|---|---|
| Claude Desktop(macOS) | ~/Library/Application Support/Claude/claude_desktop_config.json |
| Claude Desktop(Windows) | %APPDATA%\Claude\claude_desktop_config.json |
| Claude Code | プロジェクトの .mcp.json(プロジェクト単位)、または claude mcp add コマンド |
まずは houki-egov-mcp だけで十分です。
{
"mcpServers": {
"houki-egov": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@shuji-bonji/houki-egov-mcp@latest"]
},
// 税務の通達・Q&A が必要になったら追加
"houki-nta": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@shuji-bonji/houki-nta-mcp@latest"]
}
}
}再起動後、「消費税法第 57 条の 2 を見せて」「インボイス制度の登録要件は」のように尋ねると、 search_law → get_law の順に呼ばれ、法令番号と e-Gov の URL 付きで本文が返ります。
2. ローカル DB を作る(全文検索を使う場合)
houki-egov-mcp の search_fulltext は、条文本文を横断検索するツールです。 ローカル DB がないときは search_law(法令名の検索)に切り替わり、応答の source が "api-fallback" になります。 本文の全文検索を使うには、一度だけ次を実行します。
npx -y @shuji-bonji/houki-egov-mcp@latest --bulk-download-everythingDB は ~/.cache/houki-egov-mcp/laws.db にでき、HOUKI_EGOV_DB_PATH で場所を変えられます。 構築後に MCP サーバーを再起動する必要はありません。
houki-nta-mcp も同じ形で、通達本体・改正通達・タックスアンサーなどを取り込みます。初めて入れたときは、通達 1 本だけを入れて動くことを確かめてください。
npx -y @shuji-bonji/houki-nta-mcp@latest --quickstart消費税法基本通達 1 本を約 3〜5 分で取り込みます(v0.18.0)。終わると、その通達に対して検索と取得が使えます。 DB が無い状態でも、取得ツール(nta_get_tsutatsu など)は国税庁サイトから直接取ります。DB が要るのは検索ツールだけです。
6 種別すべてを取り込むときは次を実行します。国税庁サイトを 1 ページずつ取りに行くので約 100 分かかります。
npx -y @shuji-bonji/houki-nta-mcp@latest --bulk-download-everything税目を絞って必要な分だけ先に入れることもできます。2 回目以降も取得自体は行いますが、内容が変わっていない節は投入を省きます。
2 つの DB は役割が違います。違いと、共通している置き場所・鮮度の判定は ローカル DB(全文検索用)にまとめています。 作り方と取り直し方は、houki-egov-mcp と houki-nta-mcp の各ページにあります。
3. houki-research Skill を入れる
Skill は「どの MCP をどの順に呼ぶか」「出典をどう書くか」「業法の注意喚起をいつ出すか」を LLM に指示します。 Claude Code では、marketplace の claude-plugins から plugin として入れます。Claude Code の入力欄で次の 2 行を順に実行します(/plugin は Claude Code のコマンドです)。
/plugin marketplace add shuji-bonji/claude-plugins
/plugin install houki-research@shuji-bonjiこの 2 行で、houki-research Skill と、それが依存する houki-egov-mcp・houki-nta-mcp の 3 つが入ります(houki-research v0.7.0 から)。手順 1 の設定ファイルを書く必要はありません。
MCP サーバーだけを plugin で入れたいとき(Skill は使わないとき)は、代わりに次を実行します。
/plugin install houki-egov-mcp@shuji-bonji
/plugin install houki-nta-mcp@shuji-bonjiCowork では、Settings → Customize → Plugins → Marketplace に https://github.com/shuji-bonji/claude-plugins を追加するか、 houki-research-skill の Release にある houki-research-<版>.plugin を drag&drop します。
Claude Desktop など plugin の仕組みがない環境では、 houki-research-skill の skills/houki-research/ を プロジェクトの .claude/skills/ に置いてください。
4. 動作を確かめる
次の 3 つを順に尋ねると、各層が動いていることを確認できます。
| 尋ねること | 動く部品 | 応答に含まれるもの |
|---|---|---|
| 「法基通 とは正式には何ですか」 | houki-abbreviations(resolve_abbreviation) | 正式名称「法人税基本通達」と担当 MCP の案内 |
| 「民法第 709 条の本文」 | houki-egov-mcp(get_law) | 法令番号(明治二十九年法律第八十九号)、条文、e-Gov の URL |
| 「消基通で軽減税率の対象を確認したい」 | houki-nta-mcp(nta_search_tsutatsu) | 通達番号、本文、legal_status(通達は国民を拘束しない旨) |
次に読むもの
- ローカル DB(全文検索用) — 2 つの DB の違いと、共通する取り込み方・鮮度の判定
- 全体構成と責務 — 3 層がそれぞれ何を決めるか
- houki-egov-mcp / houki-nta-mcp — ツールごとの説明
- houki-research Skill — 手順と注意喚起の中身