用語
このページは、houki-hub のサイトを初めて読む人が、ページの途中で出てくる語の意味を確かめるためのものです。 各語は 2〜3 文で説明し、詳しい説明があるページへリンクします。
部品の名前
| 語 | 意味 |
|---|---|
| MCP | Model Context Protocol。LLM のクライアント(Claude Desktop・Claude Code など)が外部のプログラムを「ツール」として呼ぶための規格です。houki-hub の MCP サーバーは、法令や通達を取りに行くツールをこの規格で提供します |
| MCP サーバー | MCP の規格で起動し、ツールを提供するプログラムです。houki-egov-mcp と houki-nta-mcp がこれにあたります |
| Skill | LLM が読む手順書です。実行するコードは無く、Markdown の文章そのものが指示です。houki-research Skill は「どの MCP をどの順に呼ぶか」「出典をどう書くか」「どこで注意喚起するか」を指示します(houki-research Skill) |
| plugin | Claude Code・Cowork に Skill や MCP サーバーをまとめて入れる単位です。houki-research の plugin を入れると、依存する MCP サーバーも一緒に入ります(導入手順) |
| family(法規シリーズ) | houki-egov-mcp・houki-nta-mcp・houki-abbreviations・houki-research Skill をまとめて指す呼び方です。同じ名前の付け方、同じエラーの形、同じ出典の書き方を共有しています(全体構成と責務) |
| houki-hub | family を束ねるリポジトリと、このサイトの名前です。実装はそれぞれ独立したリポジトリにあり、houki-hub は説明と仕様書をまとめています |
文書と出典
| 語 | 意味 |
|---|---|
| 一次資料 | 法令や通達の本文そのものです。houki-hub では、e-Gov 法令 API と国税庁サイトから取得した本文を指します。LLM の記憶や要約は一次資料ではありません |
| 法令 | 法律・政令・省令など、国民を拘束する定めです。どの語が何を含むかは法律ごとに違います(文書の種類と拘束力) |
| 通達 | 上級の行政機関が職員に出す命令です。職員は従いますが、国民と裁判所を拘束しません(通達) |
| 出典(citation) | 応答に含める「どこに書いてあるか」です。法令番号・条・項・号、通達番号、取得元の URL、取得日時で構成します。書き方は houki-research Skill が定めています |
| 略称 | 「消基通」「法人税法」のような、法令や通達の短い呼び方です。houki-abbreviations が正式名称と法令 ID に解決します(houki-abbreviations) |
| 全角ゆらぎの正規化 | 「NISA」と「NISA」、「第30条」と「第30条」のように、全角と半角が混ざった表記を 1 つの形に揃えることです。取り込むときと検索するときの両方で同じ関数を通すので、どちらの表記で検索しても同じ結果になります |
応答に付く印
MCP サーバーの応答(JSON)には、本文のほかに次のフィールドが付きます。LLM が応答を説明するときの根拠になります。
| フィールド | 意味 |
|---|---|
freshness(鮮度) | 取得した内容がどれだけ新しいかの判定です。取得日時と、API や索引の更新日から決めます。古いときは houki-research Skill が再取得を指示します |
legal_status | houki-nta-mcp が通達を返すたびに付ける、拘束力の印です。binds_citizens: false(国民を拘束しない)、binds_tax_office: true(税務署の職員は従う)のように書きます(通達) |
index_status | houki-nta-mcp の検索結果で、その文書が国税庁の索引にまだあるかの印です。"removed_from_index" なら、索引から外れた文書で、現在の取扱いの根拠にはしません |
source | 本文をどこから返したかの印です。ローカル DB から返したか、API や国税庁サイトから直接取ったか("api-fallback" など)が分かります |
next_actions | その応答の次に呼ぶとよいツールと引数の案です。たとえば通達を返したあとに「根拠の法律を houki-egov-mcp の get_law で引く」を案内します。example の mcp と tool は、次のツールの引数ではなく案内のためのものです |
source_mcp_hint | houki-abbreviations の辞書エントリに付く、その略称をどの MCP サーバーが扱うかの印です。houki-egov-mcp に国税庁の通達の略称を渡すと、この印を見て OUT_OF_SCOPE を返します |
| エラー契約 | family のどの MCP サーバーも、エラーのときは isError: true と code(NOT_FOUND・OUT_OF_SCOPE など)を同じ形で返す、という約束です。code の一覧は houki-research Skill の ERROR-CODES.md にあります |
仕様とその置き場所
| 語 | 意味 |
|---|---|
| 正典 | 「その事柄を決める文書はここ 1 つ」と定めた置き場所のことです。たとえば出典の書き方は houki-research Skill の docs/ が正典で、ほかの場所に書いてある説明はその写しです。食い違ったときは正典が正しいものとして扱います |
| 仕様書 | 各リポジトリの specs/current/ にある、ツールごとの「何を返すか」「何を返さないか」の約束です。このサイトの 仕様 はそこから生成しています |
| 仕様 ID | 仕様書の約束 1 つ 1 つに付けた識別子です。テストや Issue から「どの約束の話か」を指すために使います(仕様書の読み方) |
| リファレンス | ツールごとの引数(型・必須・既定値)と、実際に呼んだときの応答の例です。MCP サーバーの tools/list の応答から生成しています(リファレンス) |
| ローカル DB | 条文や通達の本文を手元の SQLite に取り込んだものです。作るのは任意で、無くても MCP サーバーは動きます(ローカル DB) |
線引きに関する語
| 語 | 意味 |
|---|---|
| 当てはめ | 具体的な事実を法令の要件に照らして、「この場合はこうなる」と結論を出すことです。houki-hub はここまでは行いません。条文と通達を揃えて返すところまでです(houki-hub とは) |
| 業法の独占業務 | 弁護士法 72 条・税理士法 52 条・社労士法 27 条が、資格を持つ人だけに認めている仕事です。他人のために報酬を得て当てはめを行うことがこれにあたります(免責事項と利用範囲) |
| 資格を持つ専門家 | 弁護士・税理士・社会保険労務士など、当てはめと結論を業として行える人です。houki-hub は、質問がその領域に入ったときに相談を案内します |