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Token — LLM の処理単位

NOTE

一言で言うと: Token とは、LLM がテキストを処理する最小単位である。文字でも単語でもない。 コンテキストの上限も、品質の劣化も、課金も、トークン数で測る。

Token とは何か

LLM はテキストを「文字」単位でも「単語」単位でもなく、Token(トークン)という独自の単位で処理する。

入力テキスト:  "Claude Code でコードを書く"
                ↓ トークナイザーが分割
トークン列:    ["Claude", " Code", " で", "コード", "を", "書", "く"]

英語は概ね「1単語 ≈ 1〜1.3 トークン」、日本語は「1文字 ≈ 1〜3 トークン」になる。同じ内容でも日本語の方がトークン消費が多い。

なぜ重要か

コンテキストの上限も、品質の劣化も、課金も、トークン数で測る。文字数や行数で見積もると、特に日本語では実態とずれる。

短い指示、短い履歴、必要な情報だけの注入といった設計判断は、すべて「何トークン使うか」に帰着する。単位を間違えると、後続の Context と Context Window の議論が測れなくなる。

なぜ Token 単位なのか

LLM の内部は数値ベクトルの演算で動いている。テキストを直接は処理できないため、テキスト → トークン(整数 ID) → ベクトルに変換する必要がある。

このパイプライン全体を「トークン」という単位が貫いている。LLM の能力も制約も、すべてトークン単位で語られる。

Token の実感

目安トークン数
英語 1 単語約 1 トークン
日本語 1 文字約 1〜3 トークン
この README.md(約 135 行)約 2,000 トークン
一般的なソースファイル(200 行)約 1,000〜3,000 トークン
Claude の 200K コンテキスト英語の本 約 2 冊分 / 日本語の本 約 1 冊分

TIP

開発者向けの比喩: Token はメモリのバイトに相当する。CPU(LLM)がデータを処理する最小単位であり、メモリ容量(Context Window)もバイト(トークン)で測る。

次に進む前に

Token は単位である。次に見る Context は、その単位で測られる「1回分の入力全体」である。


次へ: Context — 1回の推論に渡す全情報

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