Concepts — 設計思想の全体像
7つの章が描く「AIエージェントアーキテクチャの設計思想」を俯瞰する。
ドキュメントチェーン
各章の概要
| 章 | ラベル | 中心的な問い | リンク |
|---|---|---|---|
| 01 | WHY | AIになぜ指針が必要か? | 01-vision |
| 02 | WHAT | 何を参照先とするか? | 02-reference-sources |
| 03 | HOW | どう構成するか? | 03-architecture |
| 04 | WHICH | どのパターンをいつ選ぶか? | 04-ai-design-patterns |
| 05 | REALITY | 現実の制約にどう向き合うか? | 05-solving-ai-limitations |
| 06 | EXTENSION | 三層モデルは物理世界でも成り立つか? | 06-physical-ai |
| 07 | DOCTRINE | AIは何を基準に判断し行動すべきか? | 07-doctrine-and-intent |
レイヤー × 関心事の横断マトリクス
各章がどのレイヤーのどの関心事をカバーしているかを示す。
| 関心事 | Agent 層 | Skills 層 | MCP 層 | Doctrine 層 |
|---|---|---|---|---|
| 構造定義 | 03 | 03 | 03 | 07 |
| 設計パターン | 04 | 04 | 04 | — |
| 制約と対策 | 05 | 05 | 05 | 05 |
| エッジ拡張 | 06 | 06 | 06 | 06 |
| 判断基準 | 07 | 07 | — | 07 |
| 参照先の体系 | — | 02 | 02 | — |
| 設計思想(WHY) | 01 | 01 | 01 | 01 |
Mermaid 図の色調凡例
全章を通じて、以下のカラーコードでレイヤーを表現する。
| レイヤー | カラー | Mermaid fill |
|---|---|---|
| Agent 層 | 水色 | #87CEEB |
| Skills 層 | 薄緑 | #90EE90 |
| MCP 層 | ピンク | #FFB6C1 |
| Doctrine 層 | 薄橙 | #FFE4B5 |
規範強度ラダー(shall / should / may)
本サイトのドキュメントでは、RFC 2119 に準拠した規範キーワードを使用する。
| キーワード | 日本語 | 強度 | 意味 |
|---|---|---|---|
| MUST / SHALL | しなければならない | 必須 | 絶対的な要件。違反は設計上の欠陥 |
| MUST NOT / SHALL NOT | してはならない | 禁止 | 絶対的な禁止事項 |
| SHOULD | すべきである | 推奨 | 正当な理由がある場合のみ逸脱可能 |
| SHOULD NOT | すべきでない | 非推奨 | 正当な理由がある場合のみ採用可能 |
| MAY | してもよい | 任意 | 完全に選択的 |
ドクトリン内の制約(07-doctrine-and-intent)や、仕様MCPから抽出される規範要件は、この強度ラダーに沿って解釈される。
Concepts → 実装への出口チェックリスト
Concepts セクションの理解が実装フェーズへ進むのに十分かを確認するためのチェックリスト。
最低限の準備条件
- [ ] Reference Sources の最小カタログ — プロジェクトが参照する権威ある情報源を特定し、MCP 化の優先順位を決定したか?(02 参照)
- [ ] 三層分離の理解 — Agent / Skills / MCP の責務境界を説明でき、アンチパターン(層の混同)を認識しているか?(03 参照)
- [ ] パターン選択の根拠 — RAG / MCP / Fine-tuning のどれを採用するか、その根拠を示せるか?(04 参照)
- [ ] 制約の境界認識 — 技術で解決できる制約(知識制約)と、技術だけでは解決できない制約(制度的制約)を区別できるか?(05 参照)
- [ ] ヒト介入点の合意 — エージェントの自律性レベルと、人間にエスカレーションする条件をチームで合意したか?(07 参照)
- [ ] 証拠トレイルの最低要件 — AIの判断根拠を事後的に検証できる仕組み(検証ステータス、出典記録)を設計に含めているか?(05 参照)
これらが揃ったら
→ 開発フェーズ に進み、各フェーズでのMCP統合を実装する → スキル設計ガイド を参照し、ドメイン知識をSkillsとして形式化する
AI 研究との対応
本サイトの概念体系は、AIエージェント研究の標準的な構造と以下のように対応する。
| AI 研究の標準構造 | 本サイトの対応 | 該当章 |
|---|---|---|
| Goal | Intent(意図) | 07 |
| Policy | Doctrine(ドクトリン) | 07 |
| Reasoning | Agent 層(推論・判断) | 03 |
| Tools / Skills | Skills 層 + MCP 層 | 03 |
| Execution | MCP 経由のツール実行 | 03, 04 |
| Physical Action | フィジカルAI | 06 |