nta_search_kaisei_tsutatsu の仕様
INFO
houki-nta-mcp v0.27.1 の specs/current/nta_search_kaisei_tsutatsu/spec.md から自動生成しました(仕様 ID 6 件・2026-10-12)。手で編集しないでください。再生成は node scripts/generate-reference.mjs specs です。
改正通達をキーワードで検索する
使いどころ・引数・実測の呼び出し例は、ツールのページにあります。
最後に仕様が変わったのは v0.26.0 の「ローカル DB を開けないときの読むだけのツールと書き戻すツールの応答、--bulk-download-tax-answer が索引を保存できないときの終わり方(nta #144・#145)」(2026-10-06 承認)です。それまでの経緯は承認の履歴にあります。
利用者と得られる結果
この機能の利用者と、利用者が渡すもの・得られる結果を示します。
- MCP クライアント(Claude などの LLM、または CLI から呼ぶ人)。
keywordを渡して、ローカル DB に取り込んである国税庁の改正通達(一部改正通達)のうち、キーワードに合う文書の一覧(文書 ID・題名・発遣日・出典 URL・抜粋)を受け取る。本文はnta_get_kaisei_tsutatsuで別に取る
入力
呼び出すときに渡す値です。
| 引数 | 必須 | 内容 |
|---|---|---|
keyword | 必須 | 検索キーワード。例: "電子帳簿" / "インボイス" / "軽減税率"。空白で区切ると複数の語になる。3 文字以上の語を推奨(2 文字の語は本文の部分一致で補い、1 文字の語は条件から外す)。空文字・空白だけは不可 |
taxonomy | 任意 | 税目フォルダで絞り込む。shohi / shotoku / hojin / sisan/sozoku のどれか(例。列挙で検査せず、DB に無い値は available_taxonomies で正しい値を返す。SPEC-NTA-SEARCH-RULES-018) |
limit | 任意 | 返す件数。既定 10。1 以上 50 以下の整数 |
hasPdf | 任意 | 添付 PDF の有無で絞り込む。true は PDF 付きだけ、false は PDF 無しだけ、省略は絞らない |
このツールはローカル DB だけを引く。国税庁サイトには取りに行かない。DB には事前に --bulk-download-kaisei で改正通達を入れておく。
扱わないこと
この機能が意図して扱わないことです。
- 国税庁サイトから改正通達を取ること(DB に無い文書は検索に出ない。取り込みは
--bulk-download-kaisei) - 改正通達の本文や添付 PDF の内容を返すこと(本文は
nta_get_kaisei_tsutatsu、PDF の一覧はnta_inspect_pdf_meta) - 基本通達の条項を検索すること(
nta_search_tsutatsu)。事務運営指針・文書回答事例・質疑応答事例・タックスアンサーも別のツール - 改正後の通達の本文を組み立てること、改正が今も有効かを判定すること
- 発遣日や文書 ID で絞り込むこと(絞り込めるのは
taxonomyとhasPdfだけ)
処理の流れ
呼び出しを受けてから応答を返すまでに、何をどの順で確かめるかを示します。図の中の番号は「できること」の仕様 ID の末尾 3 桁です。
仕様項目
この機能の仕様項目を、仕様 ID ごとに並べています。見出しは仕様項目を 1 文で表したもので、条件・応答の細部・例は「詳細」を開くと読めます。仕様 ID はそれぞれ受入テストと対応していて、テストの無い ID があると各リポジトリの CI が止まります。
SPEC-NTA-SEARCH-KAISEI-TSUTATSU-001 DB に改正通達が 1 件も無いときは検索せずにエラーを返す
詳細
キーワードに合う文書が無く、かつ DB に改正通達が 1 件も入っていないとき(DB のファイルが無い・版の記録が無い・版が合わない・開けないときを含む)は、エラー DOC_NOT_FOUND を返す。「該当なし」という検索結果とは違うことを応答の形で示す(results は付けない)。
error: 「ローカル DB に改正通達が 1 件も無いため、検索できません(「該当なし」という結果ではありません)」hint: DB の状態ごとの文(SPEC-NTA-DB-SCHEMA-029。<種別>は改正通達、フラグは--bulk-download-kaisei)。どの文も開こうとした DB のパスを含むnext_actions: 1 件。action: "cli_bulk_download"、example.commandは--bulk-download-kaiseiを付けた案内のコマンド(SPEC-NTA-DB-SCHEMA-027。環境変数を付けずに起動したときはnpx -y @shuji-bonji/houki-nta-mcp@latest --bulk-download-kaisei)。版が新しい・読めない DB と、開けない DB では入れない(SPEC-NTA-DB-SCHEMA-021・029)tool:nta_search_kaisei_tsutatsuretryable・detail: 開けない DB だけretryable: falseとdetail.cause(SPEC-NTA-DB-SCHEMA-029。v0.25.x では SPEC-NTA-COMMON-ERRORS-006 のINTERNAL_ERRORだった)
改正通達が 1 件も無いのは、その種別をまだ投入していないとき、--bulk-download-everything の途中でその種別だけ失敗したとき、bulk download と MCP サーバーとで別の DB ファイルを開いているときである。他の種別(質疑応答事例など)だけが入っている DB でもこのエラーになる。
例: HOUKI_NTA_DB_PATH=/tmp/x/cache.db で起動し、そのファイルが無いときに { keyword: "改正" } を渡すと、hint は HOUKI_NTA_DB_PATH が指すファイル(/tmp/x/cache.db)がありません。HOUKI_NTA_DB_PATH を投入した DB のファイルに直すか、`HOUKI_NTA_DB_PATH='/tmp/x/cache.db' npx -y @shuji-bonji/houki-nta-mcp@latest --bulk-download-kaisei` でこのパスに改正通達を投入してください、next_actions[0].example.command は HOUKI_NTA_DB_PATH='/tmp/x/cache.db' npx -y @shuji-bonji/houki-nta-mcp@latest --bulk-download-kaisei(v0.24.x では hint が MCP サーバーが開いている DB(/tmp/x/cache.db)に改正通達(doc_type="kaisei")が入っていません。… で、ファイルが無いことを書かず、コマンドは houki-nta-mcp --bulk-download-kaisei)。
SPEC-NTA-SEARCH-KAISEI-TSUTATSU-002 taxonomy で絞った範囲に文書が無いときは税目の一覧を返す
詳細
DB に改正通達はあるが、taxonomy で絞った範囲に文書が 1 件も無いときは、エラーにせず次を返す。
results:[]keyword: 渡したkeywordhint: 「DB の改正通達 N 件のうち、taxonomy="<値>" の文書はありません。taxonomy を外すか、available_taxonomies の値を指定してください。」。改正通達には税目を絞って投入するフラグが無いので、--bulk-download-kaiseiに税目を付けて追加する案内(「で追加できます」)は書かないavailable_taxonomies: DB の改正通達が持つ税目の一覧(昇順)。例:["hojin", "shohi"]freshness: DB の改正通達全体の取得時点(下の SPEC-NTA-SEARCH-KAISEI-TSUTATSU-004 と同じ形)legal_status: 通達の位置付け(SPEC-NTA-SEARCH-KAISEI-TSUTATSU-004 と同じ)
例: shohi と hojin の改正通達だけがある DB で { keyword: "改正", taxonomy: "sisan/sozoku" } を渡すと、hint に taxonomy="sisan/sozoku" が入り、available_taxonomies は ["hojin", "shohi"] になる。
SPEC-NTA-SEARCH-KAISEI-TSUTATSU-003 hasPdf の条件に合う文書が無いときは hasPdf を外すよう案内する
詳細
taxonomy の範囲には文書があるが(taxonomy を省いたときは DB の改正通達全体)、hasPdf の条件に合う文書が 1 件も無いときは、エラーにせず次を返す。
results:[]keyword: 渡したkeywordhint: 「DB の改正通達(taxonomy="<値>")N 件に、PDF 付き(または PDF 無し)の文書はありません。hasPdf を外して検索してください」。taxonomyを省いたときは(taxonomy="<値>")の部分を書かないfreshness:taxonomyで絞った範囲の取得時点legal_status
例: shohi の改正通達が PDF 付きの 1 件だけの DB で { keyword: "インボイス", taxonomy: "shohi", hasPdf: false } を渡すと、hint は「DB の改正通達(taxonomy="shohi")1 件に、PDF 無しの文書はありません。hasPdf を外して検索してください」になる。
SPEC-NTA-SEARCH-KAISEI-TSUTATSU-004 文書はあるがキーワードに合わないときは「該当なし」と件数を返す
詳細
taxonomy と hasPdf の範囲に文書はあるが、keyword に合う文書が無いときは、エラーにせず次を返す。
results:[]keyword: 渡したkeywordhint: 「該当なし。DB の改正通達(<条件>)N 件に「<keyword>」に合う文書はありません。別のキーワードで試してください」。<条件>には渡した絞り込みをtaxonomy="shohi"、hasPdf=trueの形で「、」区切りで書く。絞り込みが無いときは括弧ごと書かない。N は絞り込んだ範囲の件数search_notes: 短い語の補完や通称の展開があったときだけ付く(未決 4・5)freshness:taxonomyで絞った範囲の取得時点。oldest_fetched_at/newest_fetched_at(ISO 8601)、staleness(fresh/stale/outdated)、days_since_oldest、outdatedのときだけwarning(--bulk-download-kaiseiで最新化する案内)legal_status:binds_citizens: false/binds_courts: false/binds_tax_office: trueと、通達は行政内部文書で納税者・裁判所を直接は拘束しないが税務署員は職務として守る旨のnote
例: PDF 付きの改正通達が 1 件の DB で { keyword: "電子帳簿保存", hasPdf: true } を渡すと、hint は「該当なし。DB の改正通達(hasPdf=true)1 件に「電子帳簿保存」に合う文書はありません。別のキーワードで試してください」になる。
0 件の理由は SPEC-NTA-SEARCH-KAISEI-TSUTATSU-001 → 002 → 003 → 004 の順に決める。先に当てはまった理由の応答を返す。
SPEC-NTA-SEARCH-KAISEI-TSUTATSU-005 limit は 1 以上 50 以下の整数で、範囲の外は INVALID_ARGUMENT にして丸めない
詳細
tools/list の inputSchema の limit は type: "integer"、minimum: 1、maximum: 50 を持つ(SPEC-NTA-COMMON-ERRORS-012)。0・負の数・小数・51 以上・数値でない値を渡すと、inputSchema の検査で INVALID_ARGUMENT(tool: "nta_search_kaisei_tsutatsu"、detail.issues[0].path: "limit")を返し、DB を引かない。1 件や 50 件に丸めたり、切り捨てたりしない。既定の 10 件は変えない。
例: { keyword: "電子帳簿", limit: 0 } は code: "INVALID_ARGUMENT"、detail.issues は [{ path: "limit", message: "1 以上で指定してください" }] で、DB は引かない(v0.21.3 では 1 件に丸めていた)。limit: 100 は [{ path: "limit", message: "50 以下で指定してください" }](v0.21.3 では 50 件)。limit: 2.5 と limit: "10" は 整数で指定してください。limit: 50 は検査を通り、最大 50 件を返す。
SPEC-NTA-SEARCH-KAISEI-TSUTATSU-006 keyword が空文字・空白だけのときはDBを引かずに INVALID_ARGUMENT を返す
詳細
空文字は inputSchema の minLength: 1 の検査(SPEC-NTA-COMMON-ERRORS-013)で止まり、INVALID_ARGUMENT(tool: "nta_search_kaisei_tsutatsu"、detail.issues: [{ path: "keyword", message: "空文字は指定できません" }])を返す。空白(半角スペース・全角スペース・タブ・改行)だけのときは、ツールの処理がDBを引く前に、SPEC-NTA-COMMON-ERRORS-014 の形の INVALID_ARGUMENT(tool: "nta_search_kaisei_tsutatsu"、error: "keyword が空です"、detail.issues: [{ path: "keyword", message: "空白だけは指定できません" }]、hint に探したい語を渡すよう書く)を返す。
例: keyword: "" は code: "INVALID_ARGUMENT"・detail.issues[0].message: "空文字は指定できません"。keyword: " "(全角スペース)と keyword: " \n" は code: "INVALID_ARGUMENT"・error: "keyword が空です"。どれもDBは引かない。
v0.21.3 では空の keyword に results: [] と「該当なし」の hint(SPEC-NTA-SEARCH-KAISEI-TSUTATSU-004 の形)を返していたが、空の keyword は探していないので、004 の対象から外れる。
実装する人に向けた情報
ここから下は、この機能を実装する人と、仕様の変更を追う人に向けた節です。使い方を知りたいだけなら、読まなくて構いません。
検討中のこと
仕様を書き起こしたときに見つかった項目のうち、扱いを Issue で検討しているものです。ここに挙げたことは、今後の版で変わることがあります。開くと、元の仕様書の記述をそのまま読めます。
仕様書の「未決」の節
初版起こしで見つけた、意図か不具合かを人が決める項目です。決まったら「できること」に ID を振るか、specs/changes/ の差分にします。
意図か不具合かの判断が要る項目は houki-nta-mcp の Issue に移し、ここには題と Issue の番号だけを残します。今の振る舞いのままでよくテストが無いだけの項目は、受入テストを書いてから「できること」に ID を振ります。
承認の履歴
この機能の仕様が、いつ、どの変更で承認されたかを新しい順に並べています。各リポジトリの npx spec-ids history nta_search_kaisei_tsutatsu と同じ内容です。変更の名前から、変更の理由と前後の振る舞いを書いた文書(GitHub)を開けます。
承認の履歴(12 件)
| 承認日 | 版 | 変更 | 仕様 PR |
|---|---|---|---|
| 2026-10-06 | v0.26.0 | ローカル DB を開けないときの読むだけのツールと書き戻すツールの応答、--bulk-download-tax-answer が索引を保存できないときの終わり方(nta #144・#145) | #152 |
| 2026-10-05 | v0.25.0 | ローカル DB の場所を、応答・起動時のログ・--status で確かめられるようにし、保存したタックスアンサーの索引を読めないことをログに残す(nta #138・#137、T6) | #142 |
| 2026-10-03 | v0.24.0 | 0.22.0 の取り込みで直し漏れた specs/current の文を、取り込んだ本文に合わせる(#123) | #132 |
| 2026-10-03 | v0.23.0 | hint・next_actions・説明文・CLI の使い方と実際の動きの食い違いを、行ごとに直す(T5 文書と実装の食い違い) | #126 |
| 2026-10-01 | v0.22.0 | 引数の検査を inputSchema に書き、丸めずに INVALID_ARGUMENT にする(T1) | #117 |
| 2026-09-27 | v0.21.1 | 索引から消えた文書の印に、取得系 4 ツールの仕様 ID を振り、検索系 4 ツールのテストを足す | #91 |
| 2026-09-27 | v0.21.1 | キーワードの扱い(短い語・略称と通称の展開・全角の揃え方)を、検索系 6 ツールの応答として確かめる | #86 |
| 2026-09-27 | v0.21.1 | 検索でヒットしたときの応答の形に仕様 ID を振る | #85 |
| 2026-09-27 | v0.21.1 | 引数の検査と、国税庁のページの解析の失敗のエラーに仕様 ID を振る | #84 |
| 2026-09-26 | v0.21.1 | 「未決」のうち判断が要る 45 件を Issue に移す | #74 |
| 2026-09-26 | v0.21.1 | 全 14 ツールの spec.md に「処理の流れ」の節を足す | #63 |
| 2026-09-26 | — | 初版 | #63 |
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